こうやってみると、高原さんにラブラブ光線を送ってる女の子達ってみんな…
「可愛い…。綺麗…。」
「えみ?どした?」
みんな可愛い子ばっかりじゃん!!
メイクも可愛くて、私と同じ制服着てる子なんか、Yシャツのボタン第3くらいまで開けたりなんかして…
アクセとか鎖骨が、チラ見えしてちょいセクシーだし。
それに比べて、私は…
「…紅の豚…?レッドピック…いや…ポーク…?」
「えみ…?…た、拓さんっ、えみがなんかおかしくなっちゃったよ~っっ」
「何っ!?」
隣でそんな慌てる2人なんか、全く関係なく、私は猛烈に自己嫌悪に走った。
だって、だって、私…やばいじゃん。
こんなに可愛い子ばっかりで、最初から私なんか、高原さんの眼中にもないじゃん。
高原さんみたいにあんなにカッコ良い人が、何が好きで、私みたいなデブを相手にする??
ないでしょ…。確実に。


