そんな風に、密かに意気込んでた私…


それなのに…



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「あの~私、ここの“ナッツ餅”大好きなんです~♪♪」


「え、ホント?ありがとう♪」


「♪♪」


「じゃあと言っちゃなんだけど、今日は一個サービス♪」


「キャー、嬉しぃ♪♪」



高原さんの優しいサービスに、女性客はもうメロメロ。



それも、ここに来るお客さんのほとんどが高原さん目当ての女性ばかり……



私と同じ学校の子もいて、高原さんにキャッキャッと話しかけてる。



高原さんもそれに、無意識…胸キュンスマイルで答える。



そんな光景を見つめながら、暗い気持ちできなこアイスを食す私。