ちょっと泣いた鈴は、
「…よかったぁ。えみが恋して…。」
そう言って安心したような表情をした。
そう言う鈴は、私の過去を知っているから…こんなに喜んでくれる。
私が人を好きになるのを、避けて、
ううん…怖くなってたから。
「鈴…私、変われるかな…?この恋で」
「えみは、もう変わり始めてるよ!
…あの人なら、えみとちゃんと向き合ってくれるよ。」
「鈴…ありがとう。」
「私は、絶対えみの味方だからね♪」
つくづく思い知らされるよ、親友という存在の大きさに。
鈴のおかげで、自分に自信がついてきた気がするよ。
私、変われる。
恋をするのに、可愛いもブスもデブも、関係ない。
デブで、ブスで、男子にからかわれるだけの私だけど、
…恋をする!