テレながらも、私…めちゃくちゃ喜んでる。
だって、だって、高原さんが今日のいつもと違う私を褒めてくれたんだよ?
お世辞だけど、絶対。
でも嬉しい。好きな人に褒められたら誰だって嬉しい。
私みたいなデブで可愛くない女でも。
「さて、帰って早速、試作品作んないとなぁー。」
「お疲れさまです。」
「全然!スイーツ作るの好きだから。絶対、いいもの作ってやるぞ。出来たら、えみチャンに一番に試食してもらうから!」
「えぇ!?ホントですか!?」
「まぢ。楽しみにしてて。」
「はいっ♪♪」
「んじゃ…帰りますか!」
「はい!」
「ははっ、元気っ。若いね!」
「スイーツパワーです!」
それから、おじいさんとおばあさんにお礼を言って、ひまわり畑を後にした。
そのまま、私の家の近くまで送ってもらって、高原さんと別れた。