温室ハウスの中には、たくさんの花達が咲き誇ってた。
その中でも、色とりどりのパンジー。
高原さんはそのパンジーを選んでた。
その間、私はひまわり畑のなかを歩いた。
私よりも少し背が高いひまわり達。
みんな伸び伸びと元気に咲いてる。
そのひまわり達の隙間から、空を見上げた。
雲一つない、すがすがしい青空。
太陽がさんさんと眩しい日差しを浴びせている。
それに負けじと、ひまわり達もさんさんと咲き誇ってる。
そんな中で、私は今日を振り返った。
振り返っても全て、高原さんの笑顔だった。
そりゃ、街を歩いてたりすると周りの視線が気になったりした。
だって、こんなブタみたいな女と、超がつくイケメンな高原さんが一緒に歩いてたら、誰だって好奇な目でみるよ。
だけど、高原さんは全然気にしてなくて普通な笑顔で私に接してくれた。
だから、私も笑顔でいられた。
高原さんの笑顔で元気になって、
高原さんの笑顔でときめいて、
高原さんの笑顔で私はもっと、
高原さんを好きになった。


