「高原さん、あの…1つだけいい場所があるんですけど…そこに行ってもらえませんか?」 「いい場所?」 「はい…。もしかしたら、そこ…いいお花見つかるかもしれません。分けて貰えるか分かんないですけど…。」 私が恐る恐るそう提案すると… 「本当に!?よし、そこに行ってみようか!」 めちゃくちゃ嬉しそうな表情で私のみた高原さん。 私、高原さんのために何とかしたい。 改めてそう感じた。 それから、私の道案内である場所へ車で向かった。 そこは、私が通いなれた学校までの道のりにある。