★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「恋する乙女はツラいねぇ…。」


「ゆ、ゆらさんっ!」



じっと考え込んでたらゆらさんが、隣りにきたのもわかんなかった!



ていうか、私が高原さんを好きなのバレちゃってる??



「大吾って、誰にでも優しくて調子よくて、それに加えて鈍感なところあるからさぁ~、えみチャンツラいね~。」


「そ、そんなことないです!というか、私みたいなデブな子、高原さんが相手にしてくれませんよ。」


「あら。そんなことないと思うけど…」



そう言って高原さんをじっくり見るゆらさん。



そうですよ。ゆらさんみたいな痩せてて美人な人が、高原さんだって好きだろうし。



「えみチャン、1つ教えてあげる。」


「はい。」


「女は、見た目じゃないのよ?それに女は恋すると綺麗になるわよ♪」


「え…?」


「大吾は、人を見た目で判断するような男じゃないから、安心しなさい?」



そう言って、ウインクしたゆらさんは本当に太陽みたいに明るい、あったかい人だな…。



「…はい。」



高原さんを誰よりも知ってるゆらさんの言葉に、何だかちょっと元気をもらった私がいた。