★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「やぁ~ん、肌モチモチつるつる♪」



ほっぺや二の腕をぷにぷに。



「えみチャン、可愛い~~♪」



しまいには、ほっぺにチュッチュッ。



あの…初めて会った人ですよね?



というか、さっきから可愛いを連発されてるんですけど…私、ただのデブなんですけど。



そして見かねた高原さんが、



「こら。えみチャン離してやれよ。」



私を抱きしめるゆらさんをはがす。



「も~、大吾ずるいし!どこでこんな可愛い子捕まえたのよ~?」



え!?
ゆらさん、今私の事彼女みたいな事言いました!?



てか、可愛くないですから!!



「えみチャンは、拓さんとこの店によく来てくれる学生さんなんだよ。スイーツの事は俺なんかより、プロだよ。」


「そんな!食べる専門ですから!だからこんなデブになっちゃって。」


「いいじゃん。全然体型なんか気になんないよ。今のえみチャン、好きだけどなぁ。」



高原さんが
す、好きって…



やばい。今私スッゴい赤くなってる。