「やぁ~ん、肌モチモチつるつる♪」
ほっぺや二の腕をぷにぷに。
「えみチャン、可愛い~~♪」
しまいには、ほっぺにチュッチュッ。
あの…初めて会った人ですよね?
というか、さっきから可愛いを連発されてるんですけど…私、ただのデブなんですけど。
そして見かねた高原さんが、
「こら。えみチャン離してやれよ。」
私を抱きしめるゆらさんをはがす。
「も~、大吾ずるいし!どこでこんな可愛い子捕まえたのよ~?」
え!?
ゆらさん、今私の事彼女みたいな事言いました!?
てか、可愛くないですから!!
「えみチャンは、拓さんとこの店によく来てくれる学生さんなんだよ。スイーツの事は俺なんかより、プロだよ。」
「そんな!食べる専門ですから!だからこんなデブになっちゃって。」
「いいじゃん。全然体型なんか気になんないよ。今のえみチャン、好きだけどなぁ。」
高原さんが
す、好きって…
やばい。今私スッゴい赤くなってる。


