あまりにも私が顔に似合わないような発言をしたからか、先輩は少し笑った。
先輩は変わってない。
1年前から…ずっと。
私が話しかけても、嫌な顔もせず…笑って話し返してくれた。
だから私は先輩を好きになったのかもしれない。
先輩のその、誰にでも同じように接してくれるところとか。
恋愛部に入るぐらい、モテる男に似合わないくらいロマンチストなところとか。
あげれば、たくさんある気がするけど…
今はもうそのくらいしか思いつかない。
今、先輩に恋してないからかな。
恋してると、好きな人の良いところとか素敵なところが尽きないくらいたくさん思いつく。
高原さんの素敵なところ、今言えっていわれたら、明日の朝までかかっちゃうかも。
だって、高原さんの良いところなんてたくさんありすぎるんだ。


