★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




私の家までの道のりはそう遠くなくて、あの公園から、20分くらいで着く。



「先輩、いろいろとありがとうございました。ちゃんと、話せて良かったです。」



隣りを歩く先輩を見上げる。



先輩、相変わらず背が高いから…。



「佑月、なんか変わったな。」


「そうですか?」


「体重はあんま変わんないですけど…。」



あ、いや…ちょっとは減った気がする。



見た目は変わらず、デブだけど。



「ハハッ!違う②。そういうんじゃなくて…」


「え?」



なんか面白そうに笑ってる先輩を不思議に思ってみてると…



「佑月、今本気で恋してんだな。」


「うぇっ!?」


「プッ、やっぱ佑月って反応がおもしろいな!」


「なっ、先輩が突然へんなこと言うからです!」


「でも、ホントだろ?」



そう前を向いたまま問いかけてきた先輩。



「…はい。恋してます。片想いだけど。」


先輩には言っておきたかった。



だから、正直に…素直になって、言う。



私は高原さんにめちゃくちゃ恋してます。