~~~~~~~~ 「あの人のこと、好きなんだな!」 「ぶぶぇっ!?」 「プッ、何だぶふぇって!てか、佑月顔がひでぇことんなってんぞ?」 学校の近くの公園への道を歩きながら、先輩が大笑いしてる。 先輩が話そうって言ってくれた。 ちょっと前を歩く先輩の後ろ姿を見つめて…一年前を思い出す。 「なぁ、佑月。」 「はい…?」 「恨んでる?俺のこと。」 「え…」 ダウンのポケットに手をつっこんだ先輩が立ち止まって振り返る。 先輩の表情は、少し…悲しそうに見えた。