★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「話せた?ちゃんと。」


「あぁ。」


「そっか。」



なんかお兄ちゃん、すごいいい顔してる。


きっと、もう2人はホントの恋人同士になったのかな?



「で、お前はどうなってんだよ?」


「へ?」


「へ?じゃないだろ。大吾とはどうなってる?」



な、何をいきなり!



び、ビックリするし!



「な、何で?」


「ん~…いや、兄として妹の恋も気になるしな!」


「気にしないで。」



さっきの高原さんの電話を思い出して、赤くなってるだろう私の顔。



お兄ちゃんに気づかれないように、モコモコクッションで隠したけど…



「おっ、進展ありってとこか??」



ちょっと顔を出すと、ニヤリといぢわるそうに私を見るお兄ちゃん…。



「正直に話せよ。兄妹だろ?昔は、お兄ちゃん②って何でも話してくれたんだけどなぁ~…。」



そんなことを言って、今度は寂しげな表情で私を見るお兄ちゃん…。



はぁ、この兄貴には勝てないよ。