★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




私はお兄ちゃんの隣の自分の定位置に座ると、いただきますをしながら…



「なぁんで、そこまでなのにこんな遅かったんですかねぇ…?」


「それはぁ…」


「まさか、鈴にへんな事してないよね?」

「し、してない………………たぶん。」



なんて曖昧な返答なんだ!!



まさか…



「たぶん?」



唐揚げを頬張りながら、お兄ちゃんに聞き直す。



なんとも、ぎこちない笑みで同じく唐揚げを食べている我が兄。



絶対、なんかしたな…鈴に。



こんな顔したお兄ちゃん、初めてみるもん。



「お兄ちゃん、」


「あ?」


「泣くようなことじゃないならいいんだけどさ、…ちゃんとけじめは付けてからにしてよね?」



まだ三角関係のまま、鈴に手を出すなんて親友として、私許さないからね。



鈴の事だけを、ホントに大切にしてくれないと…絶対、ダメだから。



「分かってる。」



そう言ったお兄ちゃんの、真剣な瞳に…私はホッとした。