★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




結局、まだ鈴からお兄ちゃんとの関係について話を聞いてない。



どうなったんだろ…。



早紀さんもあの修羅場以来、うちに来なくなったし。



それにしても、あの時の早紀さん怖かったなぁ…。



魔性の女的なオーラが出てた。



―――――ぐるるるぅぅ~~~~~



あ、



「お腹すいたなぁ…、お兄ちゃん遅いなぁ…。」



リビングのソファーに寝ころんだまま、夕ご飯を食べずにお兄ちゃんの帰りを待っていた。



つまみ食いしようったって、お母さんが見張りしてるし。はぁ…。



てか、何で鈴を送ってくのにこんなに時間がかかるわけ!?



ま、まさか…!?



「ただいま。」


「あら、やっと帰ってきた。遅かったわねぇ、誠二。」


「あぁ、ちょっと。」



まさかの状況が頭に浮かんだ瞬間、お兄ちゃんが帰ってきた。



すでに食卓についたお兄ちゃんをじっと見て考えていると、私に気づいたお兄ちゃんが嫌そうな顔で…



「何だよ、悪かったよ夕飯遅くなって。」


フッ、夕ご飯になかなかありつけなくて私がふててると思ってるな…兄貴め。



それもあるが、そうじゃない。