「もうちょっと静かに行動しろよえみ。怪獣が暴れてるかと思うぞ。」 「もう、分かってる。」 ホントにわかってんのか…とかブツブツいうお兄ちゃんに、 「すぐ帰ってくると思うけど、出てくるね。あと、お母さんにご飯作り過ぎないでねって言っておいて!」 「飯?」 「うん。あと今夜鈴が泊まりにくるから。んじゃね、行ってきまーす。」 何か最後の方でお兄ちゃんの表情が変わった気がしたけど、まっいっか。 そんな事より、急がなきゃ。