その日は【すぃーと】には寄らず、私と真由子、砂菜にあいに夏子は、ある人物を尾行していた。
それはもちろん…私の大事な②親友
鈴チャンを♪
兄貴の仕事帰りを、私の家の近くにあるでかい何とかのオブジェ?にすがって健気に待つ鈴。
それを近くもなく遠くもない場所から見守る私達5人。
ちょっと怪しい??
てか、みんな私を壁にして覗いてる?
何気に悲しいんですが…。
「あ、誰か来たよ。」
何故かあんぱん&コーヒー牛乳を両手に持つ真由子が小さい声で叫んだ。
あんたは昭和の刑事か…。
見ると、仕事帰りでスーツ姿のお兄ちゃんだ。
「あ、お兄ちゃんです。」
私の一言に興奮し始めた4人…。
「はっ!!??まじ??」
「ありえないくらいイケメン!!」
「想像以上だよ!」
「えみ、ホントに血繋がってる?」
いや…あの皆さん…お静かに。
気づかれますよ?
てか、私とお兄ちゃんは疑い深いようですが…ちゃんと血の繋がった兄妹ですからぁーーー!!


