そのあと、高原さんの持ってきてくれた新作スイーツは、これからの季節にちょうどぴったりな、涼しげで、女の子好みのものだった。



「美味しいっ♪私これ、好きかも!」



思わず、ちょっと興奮気味な私。



そんな私をみて、周りの女子達はクスクスと笑ってる。



だけど鈴と高原さんは、



「よかった~。ゆずの皮使っちゃったから、ちょっと苦味があってどうかなぁって思ってたけど。」



ちょっと困った顔でこめかみ辺りをポリポリかく高原さんに、ちょっとドキッ…。



「この位なら、全然いけると思いますよ。ちょっとする塩の味がカバーしてる感じです。さすが高原さんっ!」


「へへっ、どもども♪」



私が絶賛すると、少年みたいにクシャッと笑った高原さん。



また、キュンとした。



胸キュン要素満載です、高原さん。