★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「あ、そうだ。ゆらが、またえみチャン連れてこいって言ってたよ。」


「ゆらさんがですか?」


「うん、…そう②美沙も。」


「み、美沙さんまで。」



高原さんの幼なじみに、実のお姉さん。



そんな2人に気にいられた私。



恵まれた私なんですが…。



高原さんは…私の事…どう思ってるんだろう。



「ごめんね、えみチャンが嫌じゃなかったらまた、ゆらの店に顔出してやって?」


「はい…。」



顔出してやって…って、高原さんと一緒なわけないですよね…。



ちょっと期待した私…。



…がっかり。



「…えみチャンが良かったら、また一緒にどう?」



何て、ウインクしながら私に言った高原さん。



え??



聞き間違い?今、高原さんに誘われたのって私だよね??



「え、いいんですか?」


「え、誘っちゃだめだった?あ、そっか、えみチャン好きな人いたんだもんな。」



あちゃーっと、おでこに叩いた高原さんを見つめて私は呆然とした。