★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




お兄ちゃんは、横向に寝ころんだまま肘をついて、上半身を起こした。



「お前、何で泣いてんの?
すごい顔だぞ?」


「お兄ちゃんのせいだし。…ブツブツ…」


「いやいや、意味わかんないし。」


「いやいや、意味分かるし。」


「俺なんもしてないし。」


「してるし。女泣かせの嫌な男。」


「フッ…それは仕方ないだろ。こんないい男なんだからな、世界中の女が俺に惚れてしまうからな…。」



とか何とか言って、髪をかきあげるお兄ちゃん。



呆れて何も言えない状態の妹…。



そして、



真っ赤のまま固まってしまってる鈴…。



そんな鈴に追い討ちをかけるかのように…この兄貴は…



「なぁ鈴チャン、今晩部屋の鍵、開けとくから…。」



鈴の頭をなでながら、甘い声でそう言った兄貴。



…コロス。




「出てけぇ~~~~!!!」




笑いながら、逃げてったお兄ちゃんにクッションを投げつけといた。



また2人になった部屋には、ドキドキし過ぎて、ウルウル涙目の鈴がいた。