「可愛い~~~~♪♪」
―――むぎゅぅ~~~~。
「でしょ~?抱きつきたくなるよね♪」
「そうか~?肉付きいいだけだぞ?」
「いい。可愛いすぎるわ、誠二クンの妹。誠二クンにはもったいないくらい。」
く、くるしぃ…。
何を言われるかと思ったら…何で私は抱きしめられてるの??
この感じ…ゆらさんと初めて会った時と同じなんですが…。
「あのぉ…」
限界を感じ、勇気と元気を振り絞り…抱きしめ続ける美沙さんに声をかける。
すると、ごめんごめんと言いながら、離しててくれた美沙さん。
「初めまして、えみチャン。私、大吾の…」
いやぁ~~~、ダイレクトに聞きたくない~~。
もう彼女だって分かってますからぁ~。


