★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「そっかぁ。アクセントかぁ。」


「あ、でも生地に合うかどうか分かりませんよ?」


「そこは何とかする。」



高原さんはそう微笑んだ。



もちろん…また私が赤くなったのは…
言うまでもない。



その後、高原さんがお礼にって、きなこアイスをご馳走してくれるってことで…



お店の方で座って待ってた。



静かな店内には、冷房のブォーって音と高原さんがきなこアイスを作る音しかしていなかった。



何か…夢みたいだなぁ…。



あんなかっこ良くてモテちゃう高原さんと仲良くなれたなんて。



私みたいな可愛くもない、ただの食いしん坊デブなんかが。



ところで高原さんって彼女いるんだろうか…。


鈴が調べておいてあげるって言ってたけど…。



いるよなぁ…。あんなにカッコイイ高原さんだもん。いない方がおかしいよね…



てか、彼女いたら私って確実に失恋街道一直線じゃん。



あぁ…また悲しい片想いで終わっちゃうのかなぁ…。