ヤバいです。鼻血出そうです。
その、言ってごらん?攻撃…。
なんて甘い台詞なんですかぁ…。
それじゃあ、何でも話しちゃいそうですよ…。
「その…アクセントが欲しいんです。」
「アクセント?」
「はい。なんて言うか…口当たりが良すぎるというか…」
「うん。」
「これは私がいいなって思っただけなんですけど…その…オレンジの粒々感があったらなぁって…」
「オレンジの粒の食感をアクセントにかぁ~…」
「何かすいません、でしゃばっ…」
とっさに謝ろうとすると、高原さんが私の両肩に手を置いた。
そして高原さんのお顔が…し、至近距離に…。
「た、たた、高原さん!?」
「えみチャン!」
「は、はい!」
「いいな、それ!」
「へ?」
「それだよ、俺が求めてた女の子の意見って!」
そう言って、顔が近いまま高原さんはめちゃくちゃキュンキュン笑顔で笑った。


