「んん―…おいしぃ♪」
「そう?」
「はい♪」
口に入れた瞬間、もうこれでもかってほどのオレンジのフレッシュ感☆
たまらん☆☆
ん―…でも何かなぁ…。
あ!そうだ!
いや…でも、こんな厚かましいお願いなんか言うべきじゃないかな…。
ん~…。
1つ思いついた事があったんだけど、それを私なんかが言ってもいいのかどうか悩んでいると…
「えみチャン。何かあったら遠慮なく言ってくれていいから。俺はえみチャンの意見が聞きたくて、お願いしたんだし。」
そう言って、優しく笑いかけてくれた高原さんを見て、私は思い切って話した。
「このソース、甘みと酸味のバランスすごく良くて美味しいです!さすが高原さんです♪」
「本当?ありがとう。」
「完璧なんですけど…」
「うん。けど?…大丈夫、言ってごらん?」
言いにくそうにする私にちょっと首を傾げて優しく問いかけてくれる高原さん。


