ん?あれ?
何か…いつもみたいに笑ってない高原さん。
どうしたんだろ?
「お!大吾、えみチャンをいじめてんの。」
「こ、こんにちわ高原さんっ。」
拓さんがちょっといぢわるそうな顔でそう言うと、高原さんは…
「先輩、買い出しがたっぷりありますから、お願いしますね?」
これまた高原さんもちょっといぢわるな笑みを浮かべながら、拓さんにそう言った。
「え~~~俺、これから合コ…
「その前に行けばいいじゃないですか」
「お願い!大吾くん!変わ…
「変わりに先輩、新作よろし…
「行かせていただきます。」
何かいつになく強気な高原さんに、拓さんは泣く泣く買い出しに出かけていった。
何かどっちが先輩で後輩?って感じだった。
「ありがと、わざわざ来てくれて。」
「いえ。私なんかでお役に立てればいいんですけど…」
「頼りにしてる。」
「え…////。」
「早速だけど。こっちきて。」
高原さんは爽やかに笑うと、厨房へ先に入っていった。
なんか…なんか…
今日の高原さん…
いつもよりちょっと…
Sっ気がある…///。
私はちょっとドキドキしながら、厨房へ走っていった。


