★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「何でダイエットなんかしようと思った?」


「それは…」


「好きな人がいるから…とか?」


「ぇえっ…!」


「ははっ…ビンゴか!」


「いや…その…」



高原さんの鋭い読みに、思わずあたふためいてしまった。



好きな人いるって…バレちゃた。



でも、その好きな人って高原さんなんだけどね。



本人にわかるわけないよね。



てかまず、私なんかが恋してるってこと自体…笑っちゃうよね高原さん…。



ちょっと、落ち込む私。



「そっか。好きな人の為にダイエットか。
相手の子はうらやましいな、そんなに好かれて。」


「そ…そんな。ダイエットも挫折しちゃったし。それ依然に、私なんかが好きになって…向こうも迷惑ですよ…。」


「そんな事ないと思うけどなぁ~。男は誰だって女の子から好かれたら嬉しいもんだと思うけど。」



私、一体…全体…何で好きな人に向かって恋愛相談してるの??



高原さんはそんな事知らないから、ちゃんと真剣に答えてくれるんだけど…。



それなのに、私はこんな事まで高原さんに聞いてしまった。