男は快楽を求め、放出し満足する。そんな生き物だ。鬼神と思われた男も例外ではない。女を殺す事を快楽とし、その快楽は友蔵達に妨げられた。いわば不完全燃焼だ。行き場を失った快楽は、その場に勃ち続けていた。その姿は「もっと快楽を・・・。もっと快楽を・・・。」そう訴え続けているように見えた。