「これは乾菓子だ。皆で少しずつ分けて食べるといい。」 彼はそれだけ言い残すと、立ち上がり梅林の中へ戻って行った。 残された子供達は暫しの間、その場に立ち尽くしたまま少年の手の中の白い紙包みを見つめていた。