鬼神の舞

それでなくても乱れた世の中だ。
戦が起きれば、死んでゆく人間の数は半端ではなくなる。

僅か数日で町が滅びる時もある。

この箕舞の町だって…足の下には多くの屍が埋まっているのだ。


屍は怖くなんかない。だけど…物の怪は別…。

真白は再び呟いた。



ざくっ


それからやや暫く経った頃、真白はやっと町外れにある橋の袂にたどり着いた。