人の世には争いが絶えない。


今の世が乱世故…そうなってしまうのだ。

その一言で片付けてしまえば簡単な事だ。

だが、それで片付けるにはいかぬ程、常に何処かの都で戦の狼煙が上がり人々は戦火にさらされていた。


その度に、民は戦に借り出され、顔も知らぬ帝の為に戦い血を流し死んでいった。