因 果 応 報【短篇】


ママが無くした愛憎の芽を摘む日は、俺が十四の誕生日を迎えた時にやって来た。

義母であると同時に、異性への愛を持っていた俺にとって彼女の行為を拒む理由等見当たらなかった。

利害を全く同じくし、そうなるべくしてお互いの欲求を分かち合う様に彼女は俺を優しく導き、俺は初めて濡れる女性そのものを触った。

まるで涙でも流しているかの様な、ママの深い溝。

彼女の手で連れられた俺の指がその濡れた“線”をなぞった時、あの幼い頃に何度も聞いた優しい声を俺に向かって吐息と一緒に漏らしたのだ。

異様であり異常な愛欲はとめどなく溢れ、人間の持つ性欲と貪欲さを貪り、互いに液体を交換しあった。

禁断の林檎を貪り喰ったその日から、ママと俺との性欲と愛欲の交換の日々が始まった。