ママは……、死ぬ程一人の男を好きになり、やっとの思いで手に入れ、血の繋がらない余分な連れ子まで受け入れ…… たった数ヶ月で欲しかった幸せを無くし、未亡人の母子になったのだ。 しかも二十歳と云う年齢にして、早すぎる不幸を背負わされたのである。 異性を求めるのも当然。 普通の恋愛感を見失うのもわからないではない。 幼かった俺の記憶は曖昧とはいえ、二人で居る時は他人同士の親子の家族ごっこだったのだから……