娘が20歳の誕生日を迎えた頃、俺は35にしててある決断をした。 父、ママと同じ年齢にして気付いた決定的な違いは、血の繋がり。 「娘は俺の子だ。俺の代でこの応報を止めなくてはいけない」と。 「この愛憎に取り付かれた連鎖を娘に引き継がせる分けには行かない」と。 同じ道を辿った俺が出した違う答え。 愛した女との間に出来た、愛する娘であり、ママの無念の子供であり、俺の妹でもある女。 成熟した果実に育ったその実を前に、俺はゆっくりと口を開いた。