「魁、倫、荷物を運ぶのを手伝ってあげなさい」


「「りょーかい」」


二人はトランクからあの大きいバックを下ろしてくれた


私は小さいバックを助手席から下ろす


振り向くと倫が立っていた

「やぁ、久しぶり」


「どぉも」


「俺のこと覚えてる?」


「木に吊してくれたわよね?」


そう言うと苦笑いをする


「荷物、これだけ?」


「そうだけど…」


「女の子ってもっといろいろ荷物がかさばるんだと思ってた」


「私女の子らしくないから……」


そう言うと倫は私を上から下まで見てきた


「またまた~♪そんなことねぇよ」


そう言って荷物を運んでくれた


「雫」


上から声がし気づいたら頭をポンっとされてた


誰かな?と顔を上げると魁だった


「しばらく見ない間に随分可愛くなったね」


「そ、かな…」


ちょっと照れちゃう///


「みんな雫がくるのを待ってたんだ。まぁ槙はどうかな?」


「やっぱり迷惑だった?」


心配になってそう告げると魁は一瞬呆気にとられたが、すぐに否定した