「息子達を紹介しよう。まずは一番上の魁」
魁と呼ばれた人は上半身裸に肩にタオルをかけている。私に向かってニコッと笑ってくれた
私も愛想笑いを返す
「次に倫、彗、槙」
倫は聞いたことがある
昔私を木に吊した奴だ
その倫が今ではかなりカッコよくなってる
スラッと伸びた手足に身長、金に近い色に染めた髪が太陽に光ってキラキラ輝いている
彗はまだ小さくて覚えていなかったかも…
白く透き通った肌にサラサラの髪がなびいている
槙は彗と対照的でいかにもチャラそうな格好だ
「その下に幸、慧、優だ」
幸は今部屋にいるらしい
慧は生意気そうで倫に首を捕まえられ、ジタバタしてる
優はまだ幼く、パパさんの足にしがみついて私をうかがっている
「日下部雫です。よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる

