待ちに待った?日曜日
今日から小野瀬家に居候する
き、緊張する~…
小さい頃に会ってるっていっても私は覚えてないわけだし……
怖い人だったらどうしよう~(泣)
駅の改札口を通ると遠くから手を振っている女の人がいた
多分ママさんだろう
「こんにちは、雫ちゃん。久しぶりね~」
「お久しぶりです。お世話になります!」
ぺこりと頭を下げる
「あら、ちゃんと挨拶ができるなんて偉いわね。あっちに車停めてあるから行きましょう?」
ふたつ返事でママさんに付いて行くと小さめの可愛らしい車があった
「私一人で迎えに来たの
息子達と旦那はお留守番」
「お留守番?」
「ええ。最初は女同士の方が気が楽かなって
あっちについたら男ばっかりよ」
「なる程……」
「大丈夫よ!雫ちゃんならきっと上手くやっていけるわ」
「頑張ります」
そんなたわいもないおしゃべりをしてると小野瀬家に着いた

