目を覚ますと目の前にはピンクのレースのカーテン


お姫様みたいなベットを降りシャワーを浴びようとそっと扉を開ける


キョロキョロと辺りを見渡し誰もいないのを確認すると
部屋の向かいにある浴室のドアに手をかける


その瞬間、他の部屋の扉が開いた


彗だ……


どうやら彗もシャワーを浴びようと思ったのだろう
私と目が合う


「おはよう、もしかしてシャワー?」


「うん…」


「じゃあ上がったら僕の部屋ノックしてくれる?」


「分かったわ…」


そのとき、彗の隣の扉も開いた


「お?おはよう、彗」


「バカ、前……」


倫はパンツ一丁でボクサーパンツをはいている
前がテントみたいに立っていた


倫はそれを気にするわけでもなくスタスタと下に降りていった


「ごめんね?倫、悪気はないんだけど……」


「気にしないで」


そう言って浴室に逃げるように入った


ゆっくりと時間をかけて頭のてっぺんから足のつま先まで丁寧に洗いあげる