俺は信じたくなかった。
前からわかっていたのにいざとなったら頭がおかしくなりそうだった。
そして桜が集中治療室から出てきたときにはもう冷たくなっていた。
俺は桜にしがみついて涙が枯れるほどに泣いた。
泣いて泣いて泣きまくった。
そして桜の葬式なども終わり、俺は久しぶりの学校に行った。
教室に入ったとたん、担任に職員室まで来るように言われた。
職員室にいくと、教頭がいきなり俺に怒鳴った。
教頭[今までどこで何をしとったんだ!!!]
翼[病院で桜の世話をしていました。]
教頭[…またあいつ絡みか。あいつは我が校の恥なんだぞ!!あいつのためになぜお前がそこまでするんだ!!]
翼[……今…なんつった…?]
教頭[なにを。]
翼[…今、桜のこと我が校の恥って言っただろ?!]

