【短】雨がやんだら






俺、期待してもいい?



雫も俺と同じ気持ちなんだって

期待してもいい??



目の前に立った雫は

必然と俺を見上げる。





「あたしが雨が好きな理由

教えてないよね?」



「は?」



突然の話しの変化に

マヌケな声が出た。


そんな俺を見て

雫はクスりと微笑むと

ゆっくりと話し出す。