なんで? なんでだよ? いや、もしかしたら まだ学校の何処かにいるかもしれない。 まだ帰ってないかもしれない。 淡い期待を抱いて 俺は昇降口へと走る。 運よく誰も居なかったそこで 俺が見たものは 空っぽになった 彼女の下駄箱。