【短】雨がやんだら






待てよ!





そう、言ってしまいそうだった。





俺と話してたの

お前じゃん。





俺が話したいのも

お前なんだよ。





俺の側にいる女子生徒たちに

器用に相槌を打ちながらも


俺の心の中は

雫のことでいっぱいだったんだ。








なぁ。







こんな俺って

教師失格かな。