待てよ! そう、言ってしまいそうだった。 俺と話してたの お前じゃん。 俺が話したいのも お前なんだよ。 俺の側にいる女子生徒たちに 器用に相槌を打ちながらも 俺の心の中は 雫のことでいっぱいだったんだ。 なぁ。 こんな俺って 教師失格かな。