「おぉ、おはよ」 走ってきたのは俺のクラスの女子たち。 「七瀬、朝からナンパ〜!?」 俺と雫の2ショットが どうやら彼女たちのテンションを上げてしまったらしい。 ニヤニヤと俺を見上げ 「雫ちゃん、騙されちゃダメだよ! こいつもただの男なんだから!!」 なんて失礼なこと言う。 ただの男であることは否定出来ないが 雫の前で そんな話しは嫌だった。 「うるせぇなぁ」 そう言って、俺はチラっと雫に視線向けた。