「・・・コンコン! 空――――!海――――!」 「あっ!菜々じゃない?」 「みたいだね」 あたしは暗がりの部屋の中を歩き ドアに向かった 「空!」 ・・・ん? もしかして、このパターンって 前にもあったよね? あたしはそんな単純な女じゃないので! 「キスしようたってそうはさせないよ?」 「げっ・・・ ばれたか・・・」 やっぱりね? まだまだ、あたしは 君に墜ちてなんかあげない―――