生意気な年下くんーmy lover boyー

フワッと海の香りがしたと思ったら

海の温もりがあたしを包んでいた

久しぶりの温もりに

あたしの心臓は
急に速く動いていく
海の髪の毛が少し鼻にかかる


「.....苦しいよぉ....」


本当は苦しくなんてない
照れ隠しなの

恥ずかしくて、でも幸せだから


「離さない...」


少し低めの声が聞こえた

なんだか本当に
海は男で
あたしは女
それを確認するかのようだった