生意気な年下くんーmy lover boyー

「空っ!!!」


菜々があたしの名前を呼ぶ

バカっ。

そんな大きな声で呼ばないでよ

ばれちゃうじゃん

海に...

もう顔を合わせることはないって
思っていたのに
まさかこんな形で
合わせるだなんて


確かに見えたよ

菜々があたしの名前を呼んだ時

海はすぐこっちを向いたことぐらい

でも、もういいやって思った

こんな気持ち一生
味わうことがないように
閉じ込めてしまおう

もういいんだ。

さようなら