生意気な年下くんーmy lover boyー

静かにゆっくりと海が口を開いた


「だって、約束したじゃん?
俺、空との約束は必ず守るよ。
ありきたりな言葉かもしれないけど

それくらい好きなんだ....空のことが

俺、冗談はよくいうけど
本気の言葉は一回しか言わないよ」


海がそんな事を考えているだなんて
初めて知った

いつもあたしばっかりが

必死って思っていたけど

そうじゃなかっんだね


「ありがとう」

あたしは想いを伝える事で
精一杯で、海の顔を見られなかったんだ

そう、海があたしの言葉を聞いて
微笑んでいたことも
あたしは知らなかったんだ