アタシが驚くのも無理ない…


アタシが見たものは

里奈の肩越しに見えた…


ハルヒ君が笑顔で携帯のディスプレイを見せている



そこには
紅潮した頬に
制服を乱れさせるアタシの姿…


うそ…








あれは夢じゃなかった――…?



「どうしたの?真奈美?」


「里奈先輩…」


「何?ハルヒ…」


「僕、ちょっと麻生先輩と話したいんですけどー…」



は?







はぁぁあぁぁッ!?




「嫌ッ!!!絶対に嫌ッ!!」


「どうしたの?…真奈美までι」



「いや…やっぱり嫁入り前の女が男の子と二人で話すのは…」



苦笑する




「意味分かんないけど…ι
まぁそうゆう事らしいから…ハル…」
「ダメですかぁ?」


「うっ」

ハルヒのうるうる光線…
ヤバい…このままでは里奈が負けるッ!!