まさかあの子が…


猫かぶりの鬼畜君だったなんて…


こんなのは何かの間違いよ…




これは悪夢だ…


ぜったいそうだ…!!

  □


「…なみ」

「…ん」


「真奈美!!」


「んにゃ…」


「あー!!やっと起きたーッ!!」

「里奈…?」

気付くとアタシは真っ白い部屋の真っ白いベッドに寝かされていた


「…保健室?」

「そうだよーッ!!あんた急に倒れたんだってーッ」

倒れた?



倒れた…ッてことは…


あれは夢ッ!!!


アタシの顔がぱぁッと明るくなる


そうだよ夢に決まってるよ!!


まさかハルヒ君に限って…

「先輩大丈夫ですかぁ?」

「!!」

「あ、ハルヒーvV」

「なななななッ!!なんでここにッ!?」


嬉しそうな里奈とは対照的にアタシはあたふたしていた

「なんでって…そりゃぁ…


あんたを運んできたからでしょ?」

「は?」