2月21日。 丁度あの日から、一週間が経った。 "龍君が居る時に来ます" あの言葉が頭から離れない俺は、ほぼ毎日、バイトに通っていた。 しかし・・・、 「なんで来ねぇかなー・・・」 俺は溜め息を吐き、売られているチョコレートを眺める。 「何がっすか?」 「何がって・・・恋奈さんしか居ないだろ!」 俺が少し自慢げに言うと、知りませんよーと、智哉は呆れたような表情をみせる。