「と、いうことだ。以後朝の会はカジキマグロと呼ぶように!!」



「「「は~い」」」



は~い、じゃねぇぇぇぇぇ!!!やけに素直だなお前ら!!



「それじゃぁ今日の日直は、誰にしようかな?」


いや、誰にしようかな?じゃなくてよ。
普通に出席番号順か席順でいいだろ。
つーか普通そうだろ。

いや。このクラスに普通を求めちゃだめだ。なんたってこいつら全員アブノーマルだからな。


「んじゃ、お前」


おっさんギャルがそう言いながら指をさした。
その指の先は明らかに俺にむいていた。


「え?!ぉ俺っスか?!」
と、俺。


「そう、宮本 武蔵。お前だ」


「いや、名前宮本 武蔵じゃなくて…「あん?織田 信長だって?わかったわかった。いいから早く号令しろ」


「いや、だから…「え?坂本 竜馬?いい名前だな」


「聞けやァァァァァァァ!!!」