「今日からママ、おいしいもの食べに旅行にいくから。」
そういって家を出て、世界を飛び回っているママ。

「3年間アメリカで仕事なんだ。」
結構いい給料をもらってくるパパ。



そんな家庭に育ったのは、高橋えれな。
高1。小さい頃から自由気ままに生きている。
高校生になったあたりから基本は1人暮らし。


うれしいような、寂しいような・・・・。








微妙な生活を送ってたわたしを変えたのが、
  大好きな大好きなわたしの彼氏♪


白石陸。

中学のときから一緒だった。
1人暮らしで寂しかった時、家に来てくれてた人。

いつも、
「大丈夫か?」と声をかけてくれてた。






それがある日。
わたしが学校を熱で休んだ日のことだった。


AM10:00
家のチャイムがなる。
ドアをあけるとそこには陸の姿が。







「心配させるなよ。」


そういって急に抱きしめられた。それがわたしたちの始まりだった。





それから毎日放課後・休みはうちに来るようになった。



陸はすごく面倒見がいい。
お母さんみたいだ。
いつも笑ってて、わたしの頭をなでる。





顔もいい、性格もいい、勉強もスポーツも出来る。
そんな陸も悲しい顔をする。